(2017/09/10)
水戸市内の水戸芸術館の敷地に建つ存在感抜群なタワー。外壁のパネルの独特な取り付けによりクネクネとくねりながら建っているように見えるため、ただのモニュメントだろうと思って中が上れる構造になっているとは思わない人が多数らしい。
駐車場は水戸芸術館の地下駐車場があるが、有料なので車で来訪する方は注意。この周辺は民間駐車場がちらほらとあるので停めるには困らないと思う。芝生を取り囲むようにギャラリーやコンサートホール、そしてこのシンボルタワーとなるアートタワーが配置されている。
訪れたのは日曜日で、敷地内は芝生などであそぶ小学生らがあちこちで見られた。アートタワー1階から中に入る。チケットは券売機で購入。チケットを買ったらエレベーターで頂上階まで係員の方が案内してくれた。エレベーターはガラス張りになっていて、タワーの内部構造を見ながら昇るのだが、エレベーターを取巻くようにらせん状の階段があるが、それは非常階段なので歩いて上ることはできないらしい。
タワーは市制100周年(1989)を記念して建造されたもので、すでに20年近くを経過しているが綺麗に清掃されているので古さを感じさせない。市制100周年にちなんでか高さは100メートル(展望台位置は86.4メートルの位置)。外装は一辺が9.6mの正三角形形状のチタンパネルを57枚使用しているとのことだ。
展望は大きく窓がひらけているわけではなく、潜望鏡のような丸型の窓から覗くため展望デッキとしての魅力には少々かけてしまう。外部パネルが金属パネルのようなので中が暑いのではないのかと思っていたが、空調は強めにきかせてありその心配はなかった。