(2017/11/04)
釜山広域市と蔚山広域市の圏内にはいる、中級の都市にあるタワーで160mの高さをほこり、釜山タワーと比べるとこちらの方が40mほど高いようだ。建てられたのは2008年と比較的新しく、そのため韓国の塔にありがちな窓ガラスが汚れているというのも比較的抑えられていたように思える。展望台は2階層にわかれていて、市の広報館とブックカフェの階になっている。この施設のすぐ横にはそこそこの高さの煙突のようなものが見えるが、ごみ焼却施設となっているようだ。
梁山タワーは最寄り駅が南梁山駅で、車でのアクセスであれば最寄ICが南梁山ICだ。駅の場合は駅舎を出てから川を渡って対岸に移動しなくてはいけない。車の場合だと梁山タワーには無料の駐車場があるのでそちらに停めればOK。
町としては梁山駅の方が市街地なのだが、そちらより南梁山駅の方が近いので注意。一応梁山駅からでも歩いていける距離ではある。
駐車場は無料だが、この梁山タワー、入場・展望台料金も無料なので、一般市民の憩いの場のようにもなっている。駐車場も車が多く、バスなども見受けられる。また、この周辺は遊歩道・自然公園のようにもなっており、そこでゆっくり時間を過ごす市民も多そうだ。(訪れた日は気温も低めだったので外に人影はすくなかったが、春・夏などは多くの人がいるのだろうと想像できる。)
1階ロビーには一応受付があるが、インフォメーションのような感じでゲートらしきものは無い。そのまま奥のエレベーターで展望台まで向かうことができる。エレベーターは背面がガラス張りとなっているので上昇中も風景を楽しむことができる。エレベーターは塔の軸部分の東西に2機あるようだ。
展望エリアはエレベーター階でいうと5階のブックカフェエリアと6階の展示・展望エリアに分かれている。6階の展示エリアは梁山市の来歴や現在の市況などを展示している。5階ブックカフェエリアの展望床の高さが114mの位置にあり、6階フロアの展望床高が120mということだ。
土曜ということもあり人が多かった。訪れる人は、見た感じで外国人は殆どおらず、観光客は少ないようだった。多くは地元の市民の方々のようで、カフェでお茶をしたりおしゃべりに花をさかせたりといった時間を過ごしている。展望は6階でも5階でも楽しむことはできるが、5階は窓の近くに本が置いてあるので窓に近づきにくい上、カフェのため人も多いので、純粋に展望を楽しむのならば6階フロアの方がよいだろう。梁山は両側を山に挟まれ、その間を川が流れるという山間の典型的な地形だが、このタワーから周囲を眺めるとその地形がよくわかるだろう。
梁山タワー