(2018/02/10)
韓国ソウル特別市の松坡区にそびえたつ、超高層ビル。第二ロッテワールドの中にある建物で高さは555mあり、展望台は117階から123階にかけて設定されている。建設時にはヒビだの倒壊の恐れだのと日本の某掲示板では散々叩かれていたが、行ってみるとそんなことは全然感じさせない堂々とした建築物だ。
展望デッキへの入り口はB1となっている。ロッテモールのなかに展望台の名前である「SEOUL SKY」という看板がでかでかと掲げられているから迷うことはないだろう。
チケット購入の際には入場時間帯の指定がある。混雑を避けるために30分毎の入場制限が設けられているようだ。チケット購入ですぐ入場できるのではなく、購入の際に時間を指定してその時間に入場ゲートをくぐるという事のようだ。
訪れた日は土曜日なので人が多くても良かったと思うが、殆どの時間帯で入場可能とのこと。ブルジェハリファや台北101がチケットが買えないくらい(あるいは長く待つくらい)混雑していたのと比べると、タワーの巨大さの割には少々さびしい印象をうけてしまう。
ゲートをくぐるとセキュリティチェックがあり、合成用の写真撮影とお決まりのルートが用意されている。この写真撮影はタワー内で何箇所か用意されていて、稼ごうという気合が感じられる。写真の購入は最後に画像を見てそれを購入するという流れではなく、それぞれの撮影用QRコードが渡され、それと個人の写真がひも付けられているようだった。購入は出口付近の写真購入所でQRコードを見せれば何箇所かで撮った写真を購入できるという流れらしい。
エレベーター前までは結構ぐねぐねと暗いホールを歩くことになる。映像が天井とかに投影されていたり、建設ヒストリーのような展示物があったりと、ストーリー仕立てになってた。
エレベーターの中は上下左右に映像を表示出来るようになっていて、ロッテワールドタワーの建設のストーリーのようなものが流れている。ハングルなので詳しくは分からないが、演出としてはこっているように思えた。
エレベーターを降りると117階の展望デッキ。訪れた時期はちょうど平昌オリンピックと重なっていたため、大会マスコットのキャラクターがフロア中央に飾られていた。フロアはおもったよりも広くはない。人が多いので狭く感じるというのもあるだろうが、タワーのスタイルが頂上に行くにしたがって絞られるスタイルのため、そもそもの面積が頭頂部分では狭いのだろう。
展望フロアは117階から123階までつながっているが、123階はVIP用ラウンジのため、一般の観覧者が訪れることができるのは112階までといってよいだろう。117階からの途中、ガラス床部分のフロアがあったり、カフェがあったり、ギフトショップがあったりと、高層展望台の名所としての設備は一通りそろっているようだ。
展望フロアは117階から122階(123階はVIPラウンジ)にまたがって展望フロアが続くロッテワールドタワー。この日は残念ながら大気の透明度が高くなく、周囲がにごって見えたのが残念だった。
オリンピック開催期間中にしてはそれほど混雑していないので、ちょっと拍子抜けだった。建物は複合ビルとして超高層なので、展望台からの眺めはやっぱり見ごたえがある。タワーのたつ地域は高層ビルが少ないのでソウルの町並みを見ることが出来る反面、高いビルが乱立する摩天楼を見下ろすというような雰囲気ではないので、そこは好みの別れるところだろう。
展望台を見終えてエレベーターで帰ると地下1階に出るが最後はギフトショップになっている。展望デッキフロアにもギフトショップはあるが、この地下のギフトショップの方が断然充実しているので、おみやげ物を買うのならこの地下の方がお勧めだ。