マイナー仮想通貨を掘ろう (ZOIN)

(2018/03/15)

超マイナー仮想通貨のZOINをここでは掘ってみる。ZOINの現在のチャートは以下のとおり

ZOINのマイニングはCPU ONLY。
マイニングの手順は以下のとおり。
1.ウォレット(受け取りアドレス)の用意
2.マイニングプールへの登録
3.マイナーソフトの用意
という流れ。まずはウォレットの作成をしてみる。

1.ウォレット(受け取りアドレス)の用意

ウォレットは大きく分けてアプリケーション版(QT)とWeb版があるが、ここではWeb版を利用する。まずは以下のアドレスにアクセス。

https://webwallet.zoinofficial.com

少し見えにくいが、ログインの下にaccount createがあるのでそこからアカウントを作成。
名前、メールアドレス、パスワードを入力、すると2FA(2段階認証)用のバーコードが表示されるのでGoogleAuthでスキャンして2FAコードで認証を行う。すると先に登録したメールアドレスに認証用のメールとURLが送られてくるので認証すればウォレットに入れる。

ウォレットの画面。この画面が表示されたらOK。受け取り用アドレスは「Recive Zoin」のボタンを押せば表示される。

ウォレットでは Overview の Receive Zoin ボタンを押せば受け取り用アドレスが表示されるので、これでまず受け取り用アドレスの用意ができた。

2.マイニングプールへの登録

私はzoinのマイニングプールに

https://zoin.netabuse.net/home

上のマイニングプールを利用した。利用にはまず登録が必要になる。
上記は最初のアクセス時にはログイン画面が表示されると思うので、「Don’t have an account yet」をクリックして登録画面に行こう。
ここで名前とメールアドレス、そしてパスワードを入力。メールに認証用のURLが送られてくるのでそれを踏んでアカウントを有効化する。

名前(任意)、メールアドレス、パスワード(確認で2回)を入力する。

プールでの設定では先にウォレットで表示された受け取り用アドレスを右上の「ユーザー名」のところから「Profile」の「Zoin Adress」の項目に入力する。また、ワーカーを作成するので、同じく「ユーザー名」の「Workers」のページへ移動して「Username」と「Password」を入力して「Save Changes」のボタンを押して登録をする。これでプール側の用意ができた。

3.マイナーソフトの用意

次にマイナーソフトを用意する。用意するのはCPUMiner。Zoinの承認アルゴリズムは「Lyra2z330」とよばれるもので、同じくCPUOnlyで(一部で)有名なBitzenyとは異なるので、このアルゴリズムに対応するCPUMinerを用意してあげなくてはいけない。
プールの右上に表示されている「Resources」から「Download miner」をクリック。ダウンロードサイトが表示されるのでそこから(今回はWindows環境なので)「cpuminer-opt-3.8.3.3-windows.zip」をダウンロードする(バージョンは適宜選択)。

ダウンロードしたら、解凍し、そのフォルダの中に以下の内容の「batファイル」を作成する。

cpuminer-aes-avx2.exe -a lyra2zoin -o stratum+tcp://zoin.netabuse.net:3000 -u username.workername -p workerpassword

上記を記載して保存。書き換える場所は「username.workername」と「workerpassword」の部分。usernameはプール登録の際に記入したユーザー名。その後のworkernameとworkerpasswordがワーカー登録で登録したworker name とworkerpassword。になる
(メモ帳から上記を記載して一旦保存を行い、拡張子ごとファイル名を変えてしまえばよい。)
書式は「Resources」の「Getting Start」にあるのでそれを参考にすればよい。

もしユーザー名がhogehogeでワーカー設定が名=uaser、パスワード=password なら、

cpuminer-aes-avx2.exe -a lyra2zoin -o stratum+tcp://zoin.netabuse.net:3000 -u hogehoge.user -p password

となるはず。
あとはコマンドプロンプトを起動して、cdコマンドで該当のフォルダまで移動して、作成した.batファイルを起動させればマイニング開始となる。エラーがあった場合は画面に赤文字でretry…という表記が出されて、先に進まないのでわかる筈。

ちなみにこのまま掘るとCPUのリソースを使い尽くしながら掘るので逆に効率が悪いらしい。だいたいコア数の半分くらいでやると最もハッシュレートが良くなるようだ。私はRYZEN7を使用しているが、これは8コア×2スレッドなので16スレッドで認識されている。そこで「-t」のスレッドオプションで何スレで掘るかというのを指定してあげればよい。上記の設定からこうなる。

cpuminer-aes-avx2.exe -a lyra2zoin -t 8 -o stratum+tcp://zoin.netabuse.net:3000 -u hogehoge.user -p password

 

さて・・・

一応これでマイニングが開始できたと思うが、気になるのはこのzoinのマイニング収益性なのだが・・・

当方の環境は
CPU RYZEN7 2400
Mem 4GB
OS Win10

となっているが、おおよそ一日に0.15くらい・・・

ん?一日でだいたい0.15くらい??? zoinが2018年3月15日現在で100円ちょっとなので・・・・電気代を考えると大幅にマイナスです。
RYZEN7でこれだからはっきりいって掘るだけ無駄のようだ。

上はマイニングプールのダッシュボードで18時間分くらいの稼動状況。
左上から「current block」は現在掘っているブロック
「Difficulty」が難易度
「Active pool workers 」はユーザー数ではなくワーカー数。1人でワーカーをいくつも稼動させている事もあるから、この数はイコール人数とは限らない。
「Pool Hashrate」と「Network Hashrate」はそれぞれプールのハッシュレートとネットワーク全体のハッシュレートに該当する。この値が大きいほどDifficultyが上がってしまい掘れなくなってしまう。
この下の段の「Round Statistics」で重要なのは「Estimated Earnings」の項目。これはそのラウンドで自分が幾つくらい発掘できるのかの見立てになっている。これを踏まえた上で次に右上の「Pool」から「Blocks」を見てみる。

これはこのプールで発見できたブロックの詳細になる。ブロック承認ができるとAmountのところの数字(12.375)が承認報酬としてそれぞれのユーザーに貢献度に応じて支払われることになる。Timeのところは上に行くほど最新の発見ブロックになるが、時間が日本時間と差があるのは表示時間がグリニッジ標準時間のため。これは日本時間に対して9時間の時差があるため、この表示時間に9時間分を足してあげれば日本時間がわかる。
だいたい12時間サイクルで20いくつのBlocks Foundが行われているので、1ラウンドあたりの予想採掘子因数をみればだいたいの想定ができてくる。

RYZEN7 2400 のハッシュレートは「0.77 kh/s」といったところ。
同じRYZENでBitzenyを採掘した場合、一日でおおよそ10近く掘ることができる。これはレート5円とすれば50円くらいとなるのでどうせCPUで掘るのであれば、今のレートであればなんぼかBitzenyの方がましだと思える。