イーサリアム(Ethereum)のDAG EPOCH問題

(2018/04/03)

イーサリアムがGPU,3Gメモリーのカードで掘れなくなるのが2018年の4月初旬頃といわれていたが、DAG EPOCH #179に達してとうとうマイニング不可能となったようだ。

DAGと呼ばれるファイルをGPUのメモリーに展開してハッシュ計算を進めるという形式なのだが、このDAGはビットコインでいうところのブロックチェーンみたいなものなので時間の経過とともに(取引の処理とともに)ファイルサイズが増大してゆく傾向にある。その段階をEPOCH+数字という形式であらわしている。#179のDAGファイルサイズはおおよそ2.4GBらしいが、当然このDAGファイルの展開以外にも計算用などにメモリ領域は必要となるので、3GBを超えなくても、その前に展開不可となる。

この3GBメモリの制限を受けるのはGTX1060の3GBモデルとなる。コストパフォーマンスのもっともよいラインだと思うが、これのイーサリアムマイニングの引退を受けて、今後少しはディフィカルティが好転するかもしれない。
(ちなみにイーサリアムクラシックはDAG EPOCHはイーサリアムより進んでおり、かなり前から3GBモデルでのマイニングは出来なくなっていた。)