(2018/05/06)
上海で最も高いビルで、世界でもブルジェ・ハリファに次いで2位の高さを誇る上海中心大厦。展望台はその118階にある。周囲には上海環球金融中心や金茂大厦といった高層ビルがあるが、それらも見下ろす超々高層建築物だ。
今回はトランジットの待ち時間を利用しての訪問だったため、空港から直で向かった。空港からだとまずリニア(マグレブ)にのって龍陽路駅まで移動する。その後は乗り換えで地下鉄2号線に乗り、そこから陸家嘴駅まで移動する。マグレブが15分ほどで地下鉄も15分ほどと、乗り換えがスムーズに行けば空港から非常に短い時間で目的地周辺まで着くことができる。
陸家嘴駅からは少々歩くが、ビルの方を目指して歩道橋を歩き、ジンマオタワー近くで地上に降りてタワーの根元のところまで向かえば「Observation」(観光庁)の文字が見えてくるのであとはそれに従って歩けばよい。
チケットは1階のチケットカウンターで購入。この日は日曜のはずだが、特に並ぶこともなくすぐにチケットを購入することが出来た。
入り口はチケットカウンターの対面にあるエスカレーターで地下に降り、そこから展望台へと向かうことになる。
途中お決まりの写真撮影ブースを抜けて、タワーの建設の過程(ヒストリー)を横に見ながらエレベーターへ。
展望台は周囲360度をくまなく見ることができる全周型で、床部分から天井部分までのフルガラス状態なので見晴らしはとてもよかった。以前上海を訪れた時はPM2.5のせいで視界がすこぶる酷く、展望デッキからの眺めがさながら雲海の上のような状態だったが、今回はそれよりはだいぶマシな状況で、そこそこの見晴らしが確保できていた。ただ、大気汚染がそもそも中国各都市とも非常に悪いレベルなので、遠くまで見渡せるような状況の良い日は稀だろう。
ジンマオタワーやオリエンタルパールタワーは公開からかなり日時がたっていることもあってくたびれた様子だったが、こちらは流石に展望デッキも綺麗で清潔感があった。
展望デッキは2階構造となっていて、上の階はカフェやおみやげ物やも設置されている。ただし、おみやげ物は帰りのエレベーターの出口が地下階になっているが、この地下階に設置されたショップの方が量質ともに上回っており、わざわざ展望デッキのショップで購入する必要はないだろう。