韓国でレンタカー運転中に事故 (韓国)

(2018/05/05)

海外でレンタカー運転中に事故(海外での自動車事故)があったのでその顛末を書いておく。
国内でだったらどう対応するかすぐ動きが取れるだろうが、これが海外だと勝手が異なるだろう。

インチョン空港のロッテレンタカーでセダンをレンタルしたのが5/3の夜。この日は近くの松島地区のホテルに宿泊。翌日5/4に冬季オリンピックが行われたピョンチャン郡まで移動するため、長距離ドライブとなる。
途中SAによって軽く食事を済ませて車に戻るとなにやら私の借りたレンタカーのまわりでおばちゃま達が騒いでいる。どうやら横に駐車してドアを開けたときに勢いよく開けてしまいドアパンチをしてしまったようだ。

写真はドアの傷の部分。こすったような後で大きな傷ではないが、レンタカーだとこれでも傷として認定されるので、ちゃんと連絡をしておくことが必要だ。

この時は、まず相手側にこの車がレンタカーだという事、そして自分が日本人(外国人)だという事を伝え、ロッテレンタカーのエマージェンシーコール(この番号は車にシールで貼られていた。またレンタルの際に緊急連絡先として教えられる筈だ)に相手側にかけてもらった。身振り手振りだが、問題無さそうだと判断して相手側の連絡先をもらってこの場を離れた。返却の際にはエマージェンシーコールからの連絡がちゃんと行っていたらしく、傷を確認しても相手店員はOKだよ~という感じで話していたので問題無し。後日、クレジットのデポジットなどから引かれてないか確認したらオールオッケーだろう。

さて、今回は上記の軽いアクシデントだけでは済まなかった・・・

東海岸まで到達し、宿をとってあるピョンチャン郡に戻ろうと高速で走っていた時、それは発生した。
時間も遅くなってしまって日も暮れてほぼほぼ空が暗くなった視界の狭まった頃、突然目の前に自転車が転がり込んできた。とっさにハンドルをきったが、「バンッ」という鈍い音。最初は何が起きたか判らなかったが、どうやら前の車の後ろに自転車が搭載してあったらしいが、その留め具が緩んだか何かで自転車が落下して、それが後ろを走っていた私の車に当たったのだ。

相手の車。自転車を載せるラダーに本来あるべき自転車がない!!

幸い自転車を落とした車がわかっていたのですぐ追いかけてクラクションを鳴らして相手を停止させて自転車のことを相手に(身振り手振りでだが)説明した。相手も車の後ろにあるべき自転車が無くなっているのにすぐに気づき、何が起きたのかすぐに理解できたようだ。この後は相手が警察、保険会社(ロッテレンタカーのエマージェンシーコールは時間外で繋がらなかった)に電話をかけてくれた。警察がきたら一応説明をしようとしたが来た警察官は片言の英語でも疎通が難しいようで、警察官は暫く話したら、もういいよというような身振りですぐ開放された。日本人とわかった時点でつっこんだ話はできなさそうだと判断したようだ。まあ、こちらが悪いわけではないのでこんなものだろう。国際免許証も確認されなかった。
この時、相手の車の保険の人もきて、保険で対応するよ、みたいな事を言われたので一応安心。傷は大したものじゃなかったが、一応返却の際に店員に確認したら、やはり連絡は受けているので問題ないということだった。

海外でレンタカーを利用する際にもっともハードルとなるのはやはり言語だろうが、流れは日本と同じなので、まずは関係各所に連絡を入れるのがやはり重要だ。まずはレンタカー会社、そして警察。話が通じなさそうだと思ったら相手方に連絡を入れてもらうのも一つの手だろうと今回感じた。
そう考えると一番困るのは夜間に自爆した場合だろうか。相手もいない場合は全て自己解決しなければいけないが、たよりのレンタカー会社のエマージェンシーカウンターも締まってる可能性大。Heartzとかの国際レンタカー会社なら日本語受付のできる問い合わせ番号にかけるか、あとは海外旅行保険の緊急問い合わせ先にかけるのも一つの手だろう。警察にかけても現地の言葉で喋ることができなければ相手にしてくれない。