ブルジュハリファ(Burj Khalifa)

(2016/05/29)

2016年現在世界でもっとも高いタワーであるブルジュハリファの展望台を訪れた。展望台は東京タワーと同じく1階層のその上の2階層目があり、購入したチケットにより上がれる階が異なるので注意。

ブルジュハリファはアラブ首長国連邦のドバイに位置する超高層タワー。下層階はドバイモールと隣接していて、展望台にはドバイモールを経由して入ることになる。

ドバイモール

ドバイモール内2
(ドバイモール内)

ドバイモールの隣接駅はバージ・カリーファ・メトロ駅だが、ここからまずドバイモールまでの連絡路がとても長い。そしてこの連絡通路を抜けてドバイモールの中を歩き、地下階になるがブルジュハリファの展望台入り口にたどり着くまでがこれまた長い。大きく迂回するような形となっているのでタクシーで乗り付けた方が数段楽だとは思う。

ブルジェハリファ 入り口

ブルジェハリファ カウンター

入り口ではチケットを買えるが、これはネットでの事前購入も可能。お勧めは圧倒的に事前購入の方。入館は時間の区切りがあり、時間によっては一杯でそもそも入場できない場合がある。特に日の入りの時間帯のチケットはとても人気で当日チケットはだいたいが売り切れになっているらしい。私は事前購入でチケットを買ったが、確かに当日チケットはその時間帯の多くが売り切れで入館不可となっていた。

ブルジュハリファのマーク

ブルジュハリファのマーク

床とか、あちこちにあるこのマークはブルジュハリファのマーク。上から見るとこの形になっていて、ヒメノカリスという花をイメージしているらしい。

チケットは125階124階の展望台までいける「 At The Top 」と更に148階まで行ける「 At The Top Sky 」に分かれている。ネットによる事前予約だと(2016年現在)
At The Top が125AED/大人 (日本円で約4000円) から
At The Top Sky が350AED/大人 (日本円で約11000円) から

となっており、結構高額。だがこれでも事前購入の方が安いらしい。
事前購入してあれば、あらかじめプリンターでEチケットをプリントアウトしてカウンターに持ってゆけばOK。もし事前購入ではなく当日チケットの場合は不親切なベンダーを相手にしなくてはいけない。

通路

入り口を通過したところにあるブルジュハリファの全体模型

ブルジェ通路

天井にイメージが投影されている

 

ブルジェ通路2

壁に埋め込まれたプロジェクターにイメージが表示される

 

At The Top Sky のチケットの場合は入り口をくぐったらすぐ塔に向かうのではなく、一度別室に通され(ある程度の人数まとまめてになるが)、そこでコーヒーとデーツでの応接を受ける。それが終わったらどうぞ進んでね、という感じ。おそらくだがAt The Topだけの観覧者と通路を明確に分けるからだと思える。とりあえずどうぞ、ということでAt The Top Sky の展望台に向かう高速エレベーターまで進んでゆく。

エレベータを出たところ

エレベーターを降りたところ、手前にはソファーがありマカロンなどのスイーツが提供される

 

At the Top Sky エレベーターホール

エレベーターを降りたところにあるソファー。ここでマカロンが提供される。

 

高速エレベーターを降りるとそこは148階の高層展望台にでる。この階は外にでることはできず、ガラス越しの展望となる。この高層展望室は中央室にソファーがあり、エレベーターで到着した人にはマカロンのサービスがある。このマカロン、えらい甘かった。

ブルジュハリファの眺め

中央に見える川みたいなものはドバイ・クリーク。

 

ブルジュハリファの眺め

ブルジュ・アル・アラブ方面の眺め。

 

ブルジュハリファの眺め

ドバイ・ワールド・トレードセンター方面の眺め。中央に見える尖ったビルはエミレーツタワー。

 

高層階からの眺めは素晴らしく、はるか遠くまで見渡せる。砂漠の中の町なので風に砂が舞わない空気の澄んだ日であれば、より素晴らしい眺望にあえるだろうと思う。周囲を眺めてみると、確かに砂の中にポンとできた町なのだなと思わざる得ない。他のタワーの眺めであれば山なり緑なりが目に入ってくるが、ここでは周囲は砂とビルの灰色だけが世界だ。

 

At The Top Skyからの日の入りの眺め

日の入り

At The Top Skyからの日の入りの眺め

 

高層階は一応滞在時間制限があるらしいが、それを超えていたとしても何か言われることは無いようだった。
最も人気の時間帯は日の入りの時間帯。この時間が近づくと日の入りの方向に人が集まってしまうので良い位置で見たいなら早めに場所取りをして立ち続けないといけない。

At The Top より上を眺めた風景

格子の隙間

At The Top では外の空気に触れられるが、格子の隙間は狭く、身を乗り出すことはできない。

高層階のあとはAt The Top で行ける125-124階の展望室にやはりエレベーターで移動できる。こちらの展望室は外に出られることができるが、厳重に鉄格子でガードされているので身を外に乗り出すといったことはできない。

ドバイファウンテン

日中のドバイファウンテンを上から見たところ。人口湖にところどころ船が浮かんでいるのが見える。

夜のドバイファウンテン

夜になると噴水をライティングして美しい光景が見られる。

ドバイファウンテン(噴水)のショーを上から見ることができるのもこの展望台の素晴らしいところだった。

夜のドバイ

暗くなると光に彩られた夜のドバイが姿を現す。砂漠の夜との対比が際立つ。

ブルジュハリファの帰り

ブルジュハリファの建設に携わった人たち、とのこと

ブルジェハリファ 出口

出口には各国の言葉で別れの言葉が書かれている。「バイバイ、またね」

帰りのエレベーターにのって地層階に着くと、最後の通路にはこのブルジュハリファを建設したうえで携わった人々のストーリーが壁画調で掲示されていた。展望室ではもちろんトイレも完備、値段は高いが、2016年現在世界最高峰にある展望台ということで、