タシケント市内のバスツアー

(2019/04/28)

各国の主要都市にはお決まりといっていいほど観光者用バスが運行されている。予約とかなくてもその場で支払って乗れるツアータイプのバスだ。ホップオンホップオフとよばれるバスで、主要観光地をまわり、途中で降りてもチケットは一日有効で後続のバスに乗ることができるというやつだ。

このウズベキスタンにもあるんじゃないかな~と思っていたらやはりタシケントでも運行されていた。ただ、ホップオンホップオフ(乗り降り自由)タイプではなくて、途中撮影タイムがスポットごとにあるというツアー形式のバスツアーだった。

ホテルウズベキスタン。特徴的な建物の前に出発のバス停がある。バスはスタートまでしばらく停留しているのでバスを見てからでも間に合うはずだ。

スタートはタシケントの有名ホテルであるホテルウズベキスタンで、ホテル前のアミールティムール広場に面した道路に停留所がある。そこで各出発時間前にバスの運転手に直接支払ってバスに乗ることが出来る。支払いはもちろんウズベキスタンシムなのでちゃんと用意が必要。

抑圧犠牲者記念公園。
公園の中央にある特徴的なこの建造物はティムールの兜をイメージしたものらしい。
公園をでたあとミノールモスクに向かう途中橋を渡るが、川面がやけに濁っていると思ったら人工的に作られた灌漑運河らしい。タシケントは乾燥した風土なのであちこちに人口運河がはしっているらしい。
バスはミノールモスクへ。ここでも撮影タイムということで15分程停車するとのアナウンスがあった。運転手はロシア語しか話せず数字ですら英語での意思疎通がはかれないが、てぶりで15分停まると教えてくれた。
モスクの入り口。幾何学文様が美しい。
モスクというと全体石造りのイメージがあったが、内側の装飾などは木材が使われていた。写真は内庭の廊下の柱だが見てのとおり木材に細工が施されている。

ルートはホテルウズベキスタン前を出たら北へ向かい抑圧犠牲者記念公園へと向かう。ここで5分ほど車から降りての写真タイム。次にミノールモスクでまた写真タイム。ここは15分ほど停車時間をとり、次のハズライトイマームモスクに。ここでも停車時間をとった。ここを出たあとはチョルソーバザールなどは横を通り過ぎるのみ。終点であり始点でもあるホテルウズベキスタン前まではバスから風景を見て戻ることになる。

ホップオンホップオフタイプではないので少々戸惑うところでもあるが、バスの言語ガイドには日本語もあり、電波の問題か少々聞こえづらいがタシケントの主要な観光スポットを網羅できるということではお勧めできるバスツアーだと思う。ただしこれに乗ると結構な時間(3時間くらいかかったかもしれない)を要するので時間には余裕が必要だろう。

バスツアーの始点