サマルカンド観光

(2019/04/29)

2019年のゴールデンウィークは例年より長く(休み方にもよるが私は9日間)それゆえ多くの海外渡航者が例年より遠い観光地に足を伸ばしたようだ。かくいう私も今回は複数国を訪れた。韓国経由でウズベキスタンとカザフスタンを初訪問することができた。

ウズベキスタンというと青の都、シルクロードの中継地点でもあるサマルカンドがある。サマルカンドはウズベキスタンでは地方都市ではあるが国際空港があり、日本から今回のような長期休日の時期にはチャーター便などが飛び現地を訪れてみると、意外と日本人が数多く観光に来ていることに驚く。
今回私はこのチャーター便によるサマルカンドの直接訪問ではなくタシケントからの電車移動によるサマルカンド観光を体験した。

タシケントからサマルカンドまではアフラシャブ号という高速鉄道が往復で走っているので、それを利用することで、朝サマルカンドに向かい夜タシケントに帰るという、ちょっと強行軍だが日帰りのサマルカンド観光が可能だ。但し、高速鉄道とはいうものの、朝9時頃にタシケントを発車してサマルカンドに到着したのは昼過ぎということで、移動にかなりの時間を要するため、上記の一日日程だとタシケントに帰れるのは夜中なのでそれなりの覚悟が必要だろう。

チケットは事前にネットのツアー会社を通して購入。向こうは英語圏ではないので、現地で買おうとかは思わない方がよいみたいだ。そもそも満席率が結構高いらしく、席はいっぱいだったので言葉の問題がクリアーできても当日ではチケットが買えないかもしれない。

写真は帰りの車内。往きよりも復りの方が社内は近代的だった。幾つかの車両タイプがあるようだ。天井には液晶TVで現地のドラマだかみたいのが映っていた。

電車の中は古めの途中何箇所かの駅にとまり目的地のサマルカンドへ。殆どの人がここで降りるようだ。駅はそこそこ近代的でトイレもそれなりに清掃されていた。駅を出て手配していたガイドさんと落ち合い、乗り合いでのサマルカンド観光に出発。

昼過ぎに着いて、6時ごろには駅からタシケントに向けて帰るという強行軍の弾丸観光だったが、やはり青の都市、サマルカンドのインパクトは大きかった。この日は残念ながらどんよりした雲の厚いくもりの日で、最後まで太陽の晴れ間を見ることができなかった。青い空の下でこのサマルカンドを見ることができたら、乾燥と暑さで観光の環境としては良くないかもしれないが、もっと綺麗で印象的だっただろうなと想像できた。それほどサマルカンドの青は写真で見るよりもとても綺麗に見えたのだ。