Nur Alem パビリオン (カザフスタン アスタナ)

(2019/05/01)

2017年にカザフスタンで万博が開催されているが、そのメイン会場だったのがこのパビリオン。展望施設として設定されているわけではないのだが、全面ガラス張りとなっていて見晴らしもよく、高い建物なのでここで紹介する。

バイテレクの南方面にあり、この周囲は巨大な建設物が密集している地域でもある。カンファレンスセンターやヒルトンホテル、ショッピングモールのメガシルクウェイなど、とにかく目立つ建物ばかりだが、その中でも愁眉はやはりこの球体型の巨大パビリオン施設だろう。

遠くからでも判る巨大なシルエットはまさしくスターウォーズに出てくるデススターのようだ。パビリオンを囲むように幾つかの施設があるが、これはエキスポ後は一部レストランや会議室などで利用されているようだ。

営業時間は10時から20時まで。使える通貨はカザフスタン・テンゲのみ。クレジットカードが使えるのでカードでの支払いもOK

このパビリオンに入場するには入り口近くのチケットセンターでチケットを購入する必要がある。購入したらパビリオンに入り、まずはセキュリティーチェックを受ける必要がある。そのあとはバックなどもって入ることができるようだった。自分はカメラを所持していたがもちろんカメラもOKでカメラでの撮影も問題ないらしい。

2017エキスポのメインテーマはエネルギーだったらしいが、それに沿う形でこのパビリオンのフロア構成も設計されているらしい。フロアごとに風力や水力、ソーラーエネルギー、バイオマスエネルギー等に分かれている。公開フロアは1階から8階までで、B1はVIPラウンジに設定されているらしい。

8Fから南側を南東側を眺めたところ。うすく点々が見えるがこれは窓の汚れではなく窓に付けられた黒いフィルムみたいなもの。これによりどうにも北側以外の景観はあまりよくない。
北西側を眺める。右の丸い建物はコングレスセンター(会議場)その左の巨大な建物はヒルトンアスタナホテル。地面がうっすら白いが、前日ゆき雪が降ったため。
バイテレク方面を眺めたところ。残念ながら建物に阻まれてバイテレクを確認することができない。左方向にはハーンシャティールが確認できる。

8階は未来のアスタナというコンセプトになっていて、アスタナの都市模型などが飾られている。展望はこの8階の北側がもっとも適している。建物は360度ガラス張り球体なので全方位展望なのだが、なぜか南側のガラス部分には網のような色が入っていて、正直あまり展望がよくない。南側は余り建物もないので展望といっても荒地のような原野が広がっているので面白みがこれまたないが、高さは8階部分からということもあり、アスタナの風景を眼下に見ることが出来るという意味では非常に満足度が高い。

カザフスタンパビリオン
夜間は写真のように鉄骨沿いに設置されたLEDでパビリオン全体がネオンサインのようにグラフィックを流し表示する。巨大な建造物がこのようにディスプレイされるので見ていて飽きない。夜の12時まで見ることができるが、電気代を考えるとカザフスタンは資源国なのだなと改めて思うところだ。

Nur Alem パビリオン