タシケントタワー (ウズベキスタン タシケント)

(2019/04/28)

シルクロードの中継に位置する中央アジア、ウズベキスタンの首都、タシケントのランドマークでもあるタシケントタワー。非常に特異な形をしているテレビ塔で、高さは375m。

石の町という意味をもつタシケントには中央アジアでは珍しい地下鉄がはしっているが、タシケントタワーへのアクセスはこの地下鉄が便利。ユヌサバード線で北終点のアブドゥッラ・カディリー駅(タシケントの地下鉄の駅はみんなこんな感じの名前で、日本人からすると取っ付きにくすぎる)まで移動。そこから南に大通り沿いに歩いて10分ほど移動するとタシケントタワーの足元まで移動できる。

大通りからはテレビ局の建物を通って入って行くことになる。入り口から各国の著名タワーの模型が並んでおり、並々ならぬタワー愛を感じることができる。

外観は非常に特異な形状をしており、他のタワーに比べてどこかSF的というか近未来的な独特のフォルムをしている。タワーの脚部分の形状であったり、展望付近の円筒形の形状であったりと、その佇まいはまるで中央アジアの女王とでもいったような雰囲気だろう。

写真は無いが、タワーの入り口では入念な荷物チェックがある。まず、バックなどの大きい荷物はそもそも持っていけず入場口付近のロッカーに入れなければいけない。ここでカメラも対象となるのでまずカメラがダメ(ただ、これには抜け道があり携帯は持ってゆけるので皆は携帯のカメラでパシャパシャと撮っていた)。荷物を預けてチケットを買ったら次にゲート式の金属チェックをうけてやっと入場ができる。

入場すると渡り廊下をあるいてタワーの直下に移動する。ここで旧ソビエトを想起させるようなすこし古めのエレベーターに乗って展望デッキへ。

展望デッキはタワーの高さに比しては手狭な感じを受ける。内装も質素でここでもまた旧ソ連というようなキーワードが頭に浮かんでしまう。タシケントのランドマークらしく、訪れる人もそこそこいるようだった。カメラはもってはこれなかったが、スマホを持って入れるのでそれでの撮影を行うことができた。

赤い屋根の体育館のような施設は複合スポーツ施設らしい。
タワー南側のウォーターパークが眼下に見える。この日は休園日なのか施設が稼動していないように見える。日曜日なのに!奥の高めのビルはインターナショナルホテル・タシケント。
手前の特徴的な建物はテニス施設。横にはテニスコートが見える。この付近に中央アジアのソウルフード、プロフで有名な中央プロフセンターがある。
右に丸い屋根が二つある施設があるが、これは抑圧犠牲者の博物館で周辺は綺麗に公園整備がなされている。
タシケントは見てのとおり、低層の建物が遠くまで続く。視界に山らしい山が入ってこないというのもタワーの見晴らしとしては珍しいと思う。

タシケントは最も高い建造物がこのタシケントタワーなので、ここからの見晴らしは遮るものがなく遥か遠くまで見通すことができる。ウズベキスタンの気候は雨が少なく晴れの日が多いのでこの見晴らしを、訪れた人の多くが楽しむことができるだろう。

タシケントタワー

タシケントタワー
ウズベキスタン、タシケントのTV塔