北回帰線太陽館 (台湾 嘉義)

(2019/01/04)

北回帰線が通っていることを記す記念碑が嘉義にあるが、そのすぐ横に位置する記念館がこの北回帰線太陽館だ。天文にかんする場所ということもあり、敷地内やこの太陽館の中は宇宙開発や天文のことに関する展示などで溢れている。

駐車場にはまばらに車があるだけ。

立地は駅などよりは嘉義空港に近い場所にあり、周辺に駅もなく郊外に位置する場所のため、観光客がアクセスするにはかなり大変な場所にある。
自分は今回レンタカーで移動していたため、射日塔から20~30分の距離にあるためアクセスが容易だったが、はたしてここだけを目的として行くかというとかなり疑問ののころところだろう。

敷地にはロケットの展示などがされている。天体に関することというわけでそれ繋がりなのだろう

駐車場は無料で利用できとても広い。駐車場から敷地を通って太陽館に向かう間にロケットの展示などがされているスペースがある。本物かどうかわからないが、ここから宇宙推しなのがひしひしと感じ取れる。

入り口付近。ディスプレイのしかたが少々アレなので、ここから入っていいのかどうか少々とまどった。
太陽館の軸部分を取り囲むように1階部分はドーナツ型の構造になっている。上の写真そのドーナツ型の内側から撮影したもの。
地球帰還用のやつか?
いろいろな展示物がある。

タワーというよりはドーム的な建物だが、1Fからエレベーターで上がればしっかりと展望デッキになっている。1Fの外縁部分や2Fは宇宙やそれ関連の展示がなされており、この建物がどちらかというと資料館的な存在だということがわかる。

下から見上げたところ。形がUFO的だが、もしかしたらモチーフにしているのかもしれない。

展望デッキというか、資料館というか、この日訪れている人は自分たち以外には1組の親子くらいのものだった。入場料金などは必要ない。ただ、性格がやはり資料館ということもあるようで、風景を見ながらゆっくり時間を過ごすという雰囲気ではなかった。

3階でおりてすぐに係員がいた。料金の徴収とかではなく、展示物などの係員という様だった。
デッキの椅子が外ではなく内を向いている。ここは展望台ではなく資料館だと意思表示をしているように感じてしまう。
太陽館から北東側を眺める。この方向には嘉義の中心街がある。
北西側を眺めたところ。この方向には嘉義空港がある。写真には写っていないが肉眼では管制塔などがうっすらと確認できた。
南東側。手前に線路が走っているが、これを左手側に進むと嘉義駅に至る。
南西側。光の関係で写真の見栄えがとても悪い。まあ見晴らしが良くてもこの方向には見栄えのするものがないようだが。

建物外観からでも判るように360度のパノラマを見ることができる。ガラス窓の清掃が行き届いていないのは外国のこういう展望デッキの宿命のようなものだ。大気汚染もあるのかもしれないが、もやのかかったようなハッキリとしない視界がとても残念。建物自体はそれほどの高さをもってはいないのだが、この周辺に高い建物がないということもあり空気の状態が良ければそこそこ遠くまでの見晴らしが楽しめそうではある。

太陽館横にある歴代の北回帰線標。

北回帰線太陽館