草束エキスポタワー

(2019/05/04)

韓国の日本海側にある草束市で1999年の江原エキスポ開催時に合わせて目玉となるように建設された。金属のワッカが巻き付いたような特異な姿をしており、形状としては非常にインパクトのあるタワーだ。

タワー全高は73.4mで展望台床高は65mの位置にある。青草湖の畔に建設されており、周囲には比肩するような高層の建物がないため視界は広く確保されている。訪れるには草束市まで行かなければいけないが、これが観光者だと難儀するだろう。ソウルからだとKTXで江陵までアクセスできるが、そこからは電車はなく公共交通機関だと都市間バスになる。バスを使って移動するのは少々難易度が高いだろう。車で移動するのがベストだが、江陵から50キロほど離れており、高速道を利用しても1時間ほどはかかる。空路であれば襄陽空港がとなりの市にあるが、国際便は限られているので陸路がメインの手段となるだろう。

この日はイベントのせいでとにかく車が多かった。車を停めたところからのエキスポタワー。
タワーの横にはこれまた特異な形状の建物。エキスポ開催時にはパビリオンとして利用されたものらしい。

訪れた当日は周辺の広場でイベントが開かれていたらしく、人ごみがすごく車を止めるのもやっとだった。タワー用の駐車場というのはないらしく、どうやら周辺の道路とか空き地に駐車してしまえばよいらしい。

タワー入り口。
大人料金は2500ウォン、だいたい250円ほど。ただ、この日はイベントが理由なのか無料だった。
エレベーターにはくまのキャラクターがお出迎え。エキスポのキャラクターか?

入り口はちょっとにしまったような風体だが、建設から30年も経ていればそうもなるか。入り口に入りエレベータに乗ってタワーの展望台へ。

展望台は360度の眺望が可能で、窓ガラス沿いに椅子も用意されていてのどかな時間を過ごす人も多いようだ。展望フロア自体はそれほど広くないし単階層なのですぐに一周できる。また、カフェも併設されているので、ここで飲物を購入して眺望を楽しむ人も多いようだ。

車を停めたところから見えた建物。とてもエキセントリックな形状だ。エキスポ記念館。
青草湖。湖とはあるが、海とほぼほぼ繋がっており、汽水域だろう。奥にアーチ状の大橋が見えるが、そのあたりにケッペと呼ばれる渡し舟の場所があり、韓国のドラマに登場した場所らしく人気の観光地らしい。
青草湖のエキスポタワー側の湖畔は公園になっていて、マリーナも見える。その奥の突き出た陸地を挟んで奥に見えるのは日本海だ。
右手の車が多く停まっている場所に私も車をおいた。ここの駐車場かどうかはわからなかった。
奥に見える山々は方角的に雪岳山国立公園だと思う。

草束エキスポタワー