九里タワー (韓国 九里市)

(2018/02/11)

ソウルのすぐ横の九里市にあるタワーだが、観光客には行きづらい場所にあるといえる。鉄道の駅から離れており、主要な観光地というわけでもないからバスでアクセスするにもハングルが分からないとどのバスに乗ればいいのかも分からないだろう。手っ取り早いのは九里駅(ソウルからメトロでアクセス可能)からだが、そこからのバスはハングルをわからない者にとっては非常に難易度が高い。

処理場の横の道を進むとタワーの案内板が右側に見えてくる。

奥に駐車場があり、その向こう側にタワーの入り口が見えてくる。

タワー入り口。古い感じがする。処理施設の敷地にはにはタワー以外に屋内プールやサッカーグランドなどが設置されていて、タワーを訪れる客だけではないため、駐車場の車もそこそこ多い。

九里タワーは九里市のリサイクルセンター(ゴミ処理施設)の焼却用煙突を利用した展望台になっている。先に訪れた河南ユニオンタワーがゴミ処理施設を感じさせなかったのとは対照的に、こちらは、ああ ここはゴミ処理施設の煙突を利用しているんだな、とわかる雰囲気だ。別ににおいがあるとかいうわけではないのだが。

入り口に入ったところにあるポスター(看板)。この九里タワーは展望層が2階となっていて、1階は無料展望台。2階はレストランとなっている。どうやらレストランの広告のようだ。

入り口を入って2階に上り、渡り廊下でタワー棟に移る。写真はその渡り廊下の部分。

タワー棟ロビーからはエレベータで展望デッキまで昇る。エレベーターの背面はガラス張りとなっているので外の景色を見ながら昇ることができる。ガラスはあまりキレイではなかった。

 

九里タワーは道路側の施設入り口横の道を進み、ちょうど裏側の入り口から入ることになる。いったん2階にあがりそこから渡り廊下を渡ってタワーのエレベーターで昇って展望台にアクセスする。

タワーの概要図。展望デッキの1階部分が80m付近ということが記載されている。タワーそのものの高さは100mらしい。

九里タワーは九里市の市街地(駅周辺)からは少々離れた立地にある。処理施設の煙突を利用しているということを考えれば仕方のない立地なのかもしれない。すぐ近くには高速道路のICがあり、また漢江からも近い。ただ、場所が場所だけに周囲の風景的には少々物足りない気がする。やはりほかに高い建物や目だったスポットが見当たらないからだろう。

 

タワーから漢江側を望んだところ。河が凍てついている。手前には敷地内のテニスコートがある。

タワーのすぐ横には高速道路が通っている。韓国の高速は幅がとにかく広い。

 

九里タワー