(2017/11/04)
同じ昌原市のソーラータワーより車でおおよそ40~50分ほどの旧鎮海市街地内の帝皇山にある鎮海塔。それほど高い塔というわけではないが、小高い山の上にあるため市街地を一望できる好立地に位置している。
塔は山の山頂付近に位置しているため、歩いてアクセスすると結構な重労働となるが、山の西側の麓からはケーブルカーがでているので、これに乗れば楽に塔の目の前までアクセスできる。お昼の休憩時間をのぞき、日中は短い間隔で往復しているので、利用しやすい。
塔の1階はカフェ、2階は鎮海の町を紹介する資料館になっている。
展望フロアは8階となっていて、エレベーターか階段でアクセスできる。3階も多目的展望台となっていたが、外に出ることができなかった。
展望フロアの8階は屋外展望となっており、鎮海の町をぐるりと360度見渡すことができる。周囲に建物があり、その向こう側に山や海が見えるといる、展望としては非常に見晴らしの良い、気持ちい風景だった。
もともとこの帝皇山は日露戦争でロシアのバルチック艦隊撃破を記念して1929年に戦勝記念塔を日本が建てたらしいが、戦後の韓国独立の際にその戦勝塔が取り壊され、1967年に韓国海軍の軍艦を象徴するものとして建てられたそうだ。
船の帆柱の模様を塔は表現しているようで、高さが29mの9層構造となっている。1階のカフェ、2階の昌原市立鎮海博物館は2016年に増設されたものらしい。閉館は季節により19時~18時となっていて少し早め。休館日は毎週月曜日、及び元旦、旧正月、秋夕ということらしい。山にのぼるケーブルカーはもちろん有料だが、塔の観覧自体は無料で、展望台へも無料で上ることができた。
展望台から遠くをみやると、先に訪れたソーラータワーも山越しに見ることができた。
鎮海塔