高興宇宙発射展望台

(2017/08/12)

お盆のお休みを利用して韓国釜山に旅行。その際にレンタカーを借りて各地をめぐったが、その道中のタワーの一つ。韓国は全羅南道の高興(コフンと読むらしい)にある展望台を訪れる。釜山から高速を途中使って約4時間。途中サービスエリアに寄ったりとはいえとにかく遠い。えらい辺鄙な場所にあり、田舎道を相当走った。しかし途中未舗装の道路がなかったので、レンタカーを使えばアクセスの難易度はそこまでではないのであろう。

道中で撮影したタワー外観。左のほうに海が広がっている。

タワーの外観はロケットの発射台をイメージしたらしいが、どう見ても哺乳瓶という方が近い。なんでもこの近くにロケット発射場があるらしく、それを観光資源としているためにこのようなタワーが建てられたのだとか。

広い駐車場だが誰も停めていない

道路からタワー敷地に入ると、まずは広い駐車場があるのだが、ここに誰も車を停めていない。
ここからタワー前までまだ少し道路があるのだが、みんなそっちがわに停めてしまい、路駐の嵐状態になってしまっている。韓国はとにかく路駐が多い印象だ。

とにかく路上駐車が多い

駐車場からタワーまでは写真の公園歩道が整備されていて、その横に連絡用の道路もある。その道路のほうは路上駐車の列。この歩道公園の右横は急斜面になっていて、下を見ると・・・

海水浴場があった。しかもこの写真ではつぶれて見えないが、奥にはサーフボードに跨った人もいる・・・サーフィンできるのか??ここで!?
広域地図で見るとわかるが、この場所はけっこう奥ばった場所にあるので、台風か爆弾低気圧でもこないと波がたたないのではないかな?サーフィンできるとしても年数回かな、と。

タワーの正面に立ったアングルから。ロケットと発射台をイメージしていることがよくわかる。

建物に入ったらインフォメーションでチケットを購入する。後ろのパネルが宇宙開発やってます的なオーラをばしばしかもしだしている。チケットを大人2000W子供1500W。妥当なところ。

1FにはトイレとVR室というのがあった。先客が列をなしていたので見なかったが、VR室はどうやらVRゴーグルをかけて高興郡の歴史やこのタワーのなりたちを感じるという趣向のようだ。この日は子供たちが何人かVR室にいたのでそれを押しのけてというのもあれなので体験はせずに立ち去る。

展望台へは階段かエレベーターでアクセスができる。ただ7階が展望デッキになるのでエレベーターで向かった方が無難だろう。

展望台はカフェを兼ねていて、窓に沿うようにテーブル席があり、この日が土曜日ということもあったのだろう、こんな辺鄙な場所のわりにはけっこう多くの人で賑わっていた。もちろんカフェで注文をしなくても展望は楽しめる。

道路は駐車場からタワーに続く道。見てのとおり路上駐車が多い。

歩道公園の横から見えた海水浴場を展望デッキから見たところ。

展望台の根元のあたりから遊歩道が伸びており、先ほど見えた海水浴場まで歩っていけるようだ。

海水浴場とは反対側の海岸。こちらは岩が散見されるため海水浴場には向かないのだろう。海岸線に崖が多いことが写真からわかる。

海側を見たところ。曇り勝ちの天気のため、見晴らしは若干残念だが、遮るものもなく遠くまで見渡せるというのはタワーの面白さだ。

展望デッキは円周状になっているので、エレベーター部分(発射台に見える部分)以外はぐるっと周囲の風景を楽しむことが出来る。親子づれも多かったが年配の方もおり、カフェでゆっくり時間を過ごしているような雰囲気だった。

帰りは階段を利用した。途中3階部分は屋外に出られる展望デッキとなっており、外の風を感じることができるが、こちらには人影はいなかった。カフェの方が人気のようだ。

写真は2階の屋内スペース。宇宙に関する展示物が飾られていた。

 

 

地図を拡大してゆくとわかるが、とにかく拠点となる都市(ソウルか釜山)から遠い!