タンクッ展望台

(2017/08/13)

朝鮮半島最南端に位置するタワーと触れ込みのあったタンクッ展望台に行ってみた。距離がとにかくあり、レンタカーでのアクセスなので行けたが、旅行者がバスとかで行くのは難易度が高すぎる場所だった。タンクッというのはハングルで「地の果て」とかそういう意味の言葉らしく、すごい名前の展望台だな、と。
午前中、珍島タワーを訪れていたのだが、車でこの展望台まで飛ばして1時間半くらいかかる。途中渋滞とかなかったのでこれでも早いほうだと思う。
珍島を出て18号から77号に入り、田舎道をすっ飛ばしてこのタンクッ観光地まで到達。前日訪れた高興郡よりよっぽど辺鄙な場所にあるのだが、なぜか駐車場は満車で路上駐車の嵐!

とにかく路駐が多い、駐車場も空いていれば白枠関係なしに停めて来る。レンタカーの旅行者には辛い環境だ。

 

とにかく路駐でいっぱい。駐車場横にはトイレも併設。駐車場まわりはおみやげ物屋が数軒並んでいる。

おみやげ物屋ではサツマイモが押しだった。この地の特産品なのかな?

11時30くらいに到着したのだが、既に観光客の行列が。

これから出るモノレールの時間が表示されている。

駐車場横のおみやげ物屋を抜けるとモノレール乗り場に出る。展望塔は小高い丘の上に位置するためモノレールでアクセスする。一応歩いてもいけるらしいが、結構な回り道になるうえ歩いてアクセスする人が全然見当たらないため素直にモノレールを選択。
11時30頃の到着で次にのれるモノレールが12時5分だよと言われた。モノレールの輸送能力が高くないのもあるが、日曜日で多くの観光客が来ているというのもあるのだろう。モノレールのチケットで1人で5000W。なんか高い気がするぞ。

モノレールの中は落書きだらけ。写真は天井を写したものだが、それほど広くない車内の天井一面がこんな感じ。先日奈良の古刹でハングルの落書きがあったとニュースになっていたのを思い出した。

モノレールで登っている途中での1枚。

モノレールは小型でゆっくりと山の斜面を登ってゆく。モノレールのレールは細く見えたがこんなものなのかな?登りきるのにだいたい5分くらいは乗っていたような気がする。空調はガンガンきいていたので夏場でも快適だ。

展望塔の前庭。多くの人がこのデッキからの風景を楽しんでいた。

展望塔外観

モノレール降り場を出るとすぐに展望塔が見える。モノレールチケットは往復券になっていて、帰るときもチケットを見せる必要があるので捨てないようにとっておこう。

1人1000W、夜は19時(もしくは18:30)まで。冬なら日の入りを見ることができるかもしれない。

チケットは2000Wとなっているが、これは2人2000Wとなっているため。

展望塔に入るにはまた入場料がかかる。といっても1000W(約100円)。チケットカウンターで購入して塔の中へ。

塔は展望デッキが9階、カフェが3階となっている。

エレベーターで9階展望デッキへ向かう。デッキは前庭とちがいこちらは人影もまばらだった。ただ残念なことに窓ガラスが綺麗に清掃されておらず、汚れが目立つ。展望は見通しが命なのだから清掃はまめにして欲しいと思う。

展望デッキからの眺め。塔自体が南の海側を向いており、そちらに向けて窓も開かれているので景色の大半は海とそこに浮かぶ島々になる。ガラスが汚れていたのと、この日雨だったため景色がグレーになりがち。

途中の階段の壁。落書きがすごいが一応書き込んでもOKとなっているのかな?

展望塔から北側を撮影したところ。山が連なっているがここを車で走ってきたのだ。

タンクッ観光地の中心部。といってもそれほど大きくないが、飲食店やおみやげ物屋が軒を連ねている。港は甫吉島という離れ島に行くフェリー乗り場らしい。

塔の北側は階段の回廊部分になっていて、そこの窓がちょうど開いていたのでその隙間から写真を撮影。こちら側から撮影するとこのタンクッ観光地の町が一望できた。

3Fカフェ部分の外観。タワー部分から出た形になっている。

3階カフェ入り口。

下りる途中、3階はカフェとなっているが、外側から見ると塔の円筒部分から出っ張りとなった部分がカフェになっている。

クロマキー処理で合成処理をする写真が撮影できる。1回1000W(約100円)のようだ。

1階にはトイレと合成写真コーナーがあった。

タワー2F部分が屋外展望デッキになっているが、タワー内部からは締め切りになっていて外に出られない。

2Fの展望デッキにはタワー外周をまわるようにある外階段を上ってアクセスする。

2階部分には屋外展望デッキもあるが、こちらはタワーのエレベーターや内部からのアクセスはできないらしい。塔の周囲をぐるっとまわる外階段があり、こちらからアクセスするようだ。

帰りのモノレールからの写真。

帰りは来るときに購入した往復チケットでモノレールで帰る。

 

80号から77号に入るあたり。牛項里という地域らしく、恐竜の化石が出るらしい。

途中延々と田んぼ道で、お店があったとおもったら写真のような集落があったくらい。途中コンビニは1軒だけだった。

タンクッ観光地近くの松湖海水浴場。大きな駐車場もあり比較的人が多かった。ここまでくればタンクッ展望塔まであともう少し。

とかくここはアクセスが大変だった。上記に写真を載せたが、途中の道は殆ど80キロ走行で1時間強。これは珍島からの距離。バスでアクセスする場合は乗り換えなども含めると考えたくない手間と時間だ。

麓の駐車場側から撮影した外観。

タンクッ展望塔へのアクセス(コネストへのサイトにリンク)