(2017/01/02-03)
年末年始のイタリア旅行で最終泊を空港近くのQC Termeというホテルをエクスペディア経由で予約した。
ホテルコンセプトは「昔はカラカラ浴場、今はＱＣテルメ」とかいう事らしい。一応ネットで調べてみると極上リゾートスパとかなっていてそこそこ期待が持てる感じ。
建物の雰囲気は歴史があるような情緒。
部屋のキーはカードキー。
入る時、それと部屋の電気系統のキーにもなっている。
ナチュラルウォーターの用意はなくミニバーとなってしまうので水は持っていった方がよい。
部屋は広く、ベットはダブルベット設定。
テラスがあり外にも出られる。テラスからは遠めだが、スパの屋外の部分も一部垣間見ることができた。
バスルームには湯船もあるので、ゆっくりとお湯に浸かることができるのは良い点だ。
部屋のトイレはイタリアのホテルでスタンダードな便器とビデ。ビデは蛇口タイプで栓を止めて水を貯めて使うタイプ。
洗面台は広く、石机タイプなので重厚感があり素晴らしかった。ドライヤーは専用の巾着に入れられて市販タイプのモノが用意されていた。もちろん歯ブラシなどのアメニティー関係は完備。あとバスソルトまで用意されているのは嬉しい。さすがスパ施設を唄うだけはある。
施設のメインはスパでそこにホテルが併設されている感じ。
ロビーは０階でホテル客室は１，２，３階となっていて、スパにはホテル側からはエレベーターで－１階に下りてそこからアクセスできる。部屋にバスローブ（ベットの上に人数分用意されていた）があるので、水着に着替えてバスローブを羽織ってそのままスパにアクセスできるのは良い。
水温は総じて低めで、３７度くらいと、寒くもないが暖かくもないという微妙な設定。
夏はこれでもいいのだろうが、訪れたのは年始の真冬のため、どうにも寒く感じてしまう。頼みの綱のサウナも高温サウナではないのでやはり寒い。日本人にはちょっともの足りないかなと思える。
お風呂の数は多く、湯船の中で寝そべられるものや、打たせ湯、噴水みたいなやつ、水風呂やジャグジーなどなど。時期としては冬よりも夏の方が気温を気にしなくて良い分楽しめるだろう。
ホテルとしてだが、このホテルの周辺には歩いてすぐの場所に商店などがない。場所は空港に近いとはいえ歩いていくにはキツイし、周辺を見渡しても野っ原だし。ホテルに向かう際には水や食べ物など先に購入してから向かった方がよいだろう。
一応ホテルから一番近いショッピングセンターが駅一つ分離れている場所にあるParco Leonardo Shopping Center だ。ただし、これも歩いてゆくにはかなりキツイと思われる。ホテルにタクシーを呼んでもらい、そこで夕食やイタリア最後の買い物を行った。このショッピングセンターにはブランドショップとかは入っていないが、大型のスーパーが入居しており、ローマ市内のコレドやデスペールといったスーパーよりも安めなのでイタリアの日用品や食品をお土産として買うには便利だと思う。
このショッピングセンターはフードコートが全然充実していなく人もまばらでそれが残念。あと地元の人中心で車アクセスがメインのようで、タクシーの待合などがないため、インフォメーションで警備員みたいな人にタクシーを呼んでもらうというハメになった。
総評として、ホテルとしては良かったし、スパも良かった（冬場よりは夏場のほうが良いとは思う）。
もともとスパがメインのせいだろうが、大きいホテルにありがちな他の客の喧騒というものがまったくなく、静かにすごせるというのは良い事だと思うし、ホテルの雰囲気にも合っている。部屋の調度品も重厚感があり、アメニティーもバスソルトが用意されていたりと特色があって素晴らしかった。
しかし、立地には要注意。トランジットホテルとしては少々空港から離れているし、ホテルに入ると気軽に買い物に行くのも大変だからだ。ホテルに入ったら出ないという気持ちでいないと選択を間違ったと思ってしまうだろう。
エクスペディア経由で予約、１泊 25,047円
